表具(ひょうぐ)とは、裂(され)や紙を使って仕立てる襖、掛、屏風、障子などのことです。
これら表具を仕立てたり修理したりする職人が表具師です。
例えば掛は、絵や書の周りが布や紙で装飾されています。精魂込めて仕上げた絵や書の作品も、そのまま飾っては場に映えません。そこで、布や紙を使って作品の周りを表具師が装節を施すことによったいあり美しい掛物に仕上がるのです。これを表装といい、本来表具師は芸術品を扱う仕事を主としていました。表具師の道は奥深く、いくら修行を積んでも終わりのない仕事だと感じています。
現代では表装の仕事はもちろん、襖や障子のような建具の修理、美術品や文化財の修復など、活躍は多岐にわたっています。
また、伝統的な仕立てのみならず、洋間にも合う新しい感覚の創作的な表装のご提案も可能です。1級表装技能士の資格を持った表具師が真心を込めて対応させていただきます。